$安楽逸遊!! Ameba支店-腹びれイルカ

 和歌山県の「太地町立くじらの博物館」で飼育されているイルカに、進化する過程で退化し、消滅したと考えられていた後ろ脚の名残があることがわかった。
 このイルカはメスのバンドウイルカの「はるか」。
「はるか」は5年前に捕獲されたが、世界で唯一腹びれを持っていて、陸上哺乳類の後ろ脚の名残ではないかと国際的に話題になっていた。
 その後、国内の研究者らがプロジェクトチームを作りエックス線撮影を行ったところ、約20本の骨があることが確認された。
 ヒレの中の骨は遺伝子の突然変異で後ろ脚が先祖がえりしたものと考えられ、研究成果は今月のアメリカの学会で発表される。